「遅くなって申し訳ありません。」 私が先輩に頭を下げると、先輩が私を見て私の所にゆっくり近づいて来た。 殴られる。そう思って目を瞑ると 「綾李ちゃん、今までごめんね?頭上げてよ。」 そう、今まで聞いたことが無いくらいの優しい声が聞こえた。 私がゆっくり頭をあげると、初めて見るんじゃないかっていうような優しい笑顔を浮かべていた。