「好きだよ、綾のこと。」 突然の涼ちゃんの言葉が理解出来ず、ただただ恥ずかしさで下を向くことしか出来なかった。 「俺も、ずっと前から好きだったよ。片思いじゃないかってずっと思ってた。」 照れたような笑顔でそういう涼ちゃん。 気づいたら、つぅっと私の目から涙が流れていた。