全く整理がつかない頭のまま
松川さんに指定されたラウンジに着いた
ウェイターに案内された席
すでに松川さんがいて、誰かと電話をしていた
座るべきなんだろうか、迷っていたら
電話をしている松川さんが私に気がつき
私に座るようにと手を差し伸べてきた
いいのだろうかと思いながらも
松川さんの手を取り
テーブルを挟んで向かいに座った
松川さんは私の手を離そうとせず
手を握ったまま誰かと話していた
こういう時、どうしたらいい?
わからないでいたら
ある事に気がついた
松川さんの電話の相手は……女性だ
……奥さんだろうか
優しそうな口調で話す松川さん
なんだか、複雑な気分だ
ーーーーじゃ、
そんな事を考えていたら電話が終わった
「たまには食事でも、と思ったんだ」
二人で食事なんて珍しい
まさか、これで終わり……とか?
そう思ったら少しホッとしている自分がいた
少なからず、この関係をいつ辞めようかと考えていた
別に会うのも嫌ではなく
身体を重ねることも嫌ではない
ただ、それに問題がある
昔から気持ちがなくても身体を重ねることができる事に最近疑問に感じていた

