やっぱり、あたし飛鳥が好きなんだ。



待ってる間、ずっと考えてた。


今まで楽しかったこと。


悲しかったこと。


喧嘩したこと。



どんなに些細なことでも、飛鳥と共有してきた日々が、こんなにも暖かく感じる。



結局行き着く先は
「飛鳥が好き」っていうことだった。






終わりになんかしたくない。



こんな終わりかた、したくないよ。




好きだから、だからこそ、ちゃんと話したい。



素直になって、飛鳥と向き合いたい。




「くしゅんっ」



ブルリと寒気がして、とりあえず、屋根があるところにいこうと足を動かす。



さっきまでと比べれば、幾分、動くようになった。