まじで、いやになる。 素直になりたいのに、素直になれない。 些細なことで、嫉妬してしまう自分が嫌い。 小っさくて、情けねえ。 男としてどうなの、俺って。 陽菜の問いに、 『さあな』 とだけ返して、 授業開始のチャイムと共に、その場から立ち去った。 だけど、返した瞬間、「あ、しまった」って後悔した。 〝さあな〟じゃねえだろ。 なにしてんだよ、俺。 そう思っても、もう遅い。