「友情の証っつったら、信じるわけ?」



イラだちを隠そうともしない激しく高ぶった声が聞こえた。



そのあと……。



荒く乱れた足音とともに姿を現した月星が、



「綾音に、触るな」



って言葉とともに、西口くんの腕をはたいた。



「あっ……。
月星……」



あたしのつぶやきにかぶせるように、今度は、羽海のものすごく怒った声がした。



「ピアスにも触んなっつーの」