そういえば、去年よりも……。



月星、体がたくましくなった気がする。



男の子じゃなくて、男の体。



そう思ったら……。



一気に頬が熱くなった。



「……ったく。
綾音は、無防備すぎ」



あたしの顔を見下ろしていた月星が、ちょっとだけため息をつき……。



それから、ふわっと、あたしの体を抱きしめた。



「もー、俺以外に、見せちゃダメ」