立ち上がることさえ今の私には困難で。
周りの目も全く気にならなかった。
「莉子?」
座り込んでいると誰かに声をかけられた。
暗くて顔がはっきりとわからない。
私はジーッと見つめていた。
その人はどんどん近づいてくる。
……あ
「け、いた?」
私を呼んだのは圭太だった。
「そんなとこでなにやって……ってどうしたんだよ!?」
泣き顔を見られて慌てて顔を背ける。
まずい。
今私の顔泣いてぐちゃぐちゃだ。
「何でもない」
「嘘つくなよ!何でもないわけないだろ?」
私の腕を引っ張ってこちらに向かせようとする。
グイッ
「やっ!」



