キミの一番になりたい

 
「いつでも連絡してこいよな?」



優しく笑うお兄ちゃんに今まで我慢していたものが一気に込み上げる。



「……っ、兄ちゃ……」



お兄ちゃんに思いっきり抱きついた。



昔から私が我慢しているとそれに気づいていつもこうやって慰めてくれた。


頭が良くて優しい自慢のお兄ちゃん。



私は別れを惜しむようにギュッと抱きしめて泣いていた。















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「……本当に行っちゃうんだね」



終業式の後、別れを惜しむように理乃が抱き締めてくる。




「ずっと友達だよ?」


「当たり前!」



溢れそうな涙を堪えて私も抱き締めた。



今日だけは泣いちゃいけない。


笑顔でさよならするつもりだった。