答えを聞くのは怖いけど目をそらさずまっすぐ見つめる。
颯は一瞬目を見開いたけどまたいつもの顔に戻り、
「本気で好きだった」
それだけ言って背を向けた。
ありがとう。
それだけで十分だよ。
「心配したんだよ?」
「わるいな、真穂」
一番に真穂さんが颯に走り寄った。
二人から視線をそらせば理乃が何とも言えないような顔をして近づいてくる。
「理乃、ごめんね」
「バカ……無事でよかった」
そう言ってそっと抱きしめてくれた。
温かい。
私もギュッと抱きしめ返した。
私たちが見つかったトコで解散になる。
明日からはまた受験勉強。
それぞれが名残を惜しむように帰っていく。



