キミの一番になりたい

 
人込みで見えなかったけど颯の隣には真穂さんがいて。


イヤでも繋いでいる手に目がいってしまう。





「颯は彼女連れかよー」


「突然ごめんね!一緒してもいいかな?」


「いーよいーよ」


「じゃ、行こっか」



颯はからかわれても顔色一つ変えなかった。


何も言わない代わりに真穂さんが皆へと来た事を謝る。



大半が颯たちと中学が一緒だったため真穂さんがいても全く問題はないようで。


むしろ違うクラスなのに溶け込んでいる。



ワイワイ話ながら奥へと皆は歩きだした。





「莉子……行くよ?」


「うん」



私の事を気にしているのか理乃の顔が曇っている。


心配かけちゃいけないと思って私は歩きだした。