「ぜひ来て?」
ど、どうしよう。
颯の許可も必要だし。
きっと颯はそういう場は好きじゃない。
私が行ったらむしろ機嫌が悪くなりそうだ。
「ごめ……」
「行きまーす!私たち二人で絶対‼」
「っ!?」
後ろから理乃が抱きついてきて驚く。
「本当にっ!?良かったぁ~楽しみにしてるね」
「あ、ちょっ……」
石橋さんは喜んで他の子を誘いに行ってしまった。
「どうしてくれるのよ?」
「まぁ、いいじゃん?皆で楽しくできるし、永瀬だって来るんでしょ?私も行くからさ~」
首に絡まる腕を離して睨むけど、理乃は全く気にしてない。
むしろニコニコしている。
「……何かあった?」
いつもの理乃と様子が違う気がする。
何か無理して笑ってるような。



