「えっと、ひ、る、こ、う、え、ん、で……」
『昼公園で食べよ?』
そういえば北側に広い公園があった事を思い出す。
私が理解したと思って颯は歩いて行ってしまった。
予定を確認すると昼までまだ種目は結構ある。
颯の午前の残りの出番は400メートルリレー。
ひとまず他のも応援しようと座席に座り直した。
――――――――――
――――――
「はい」
「あ、サンキュ」
颯は私からコップを受け取ると一気に飲み干した。
そのまま広げてある彩り豊かなおかずに箸をのばす。
いつもより気合いの入ったお弁当は、主人が食べてくれるのを今か今かと待っているようだ。
「うまい」
「よかったぁ!」
玉子焼きを食べた颯からは嬉しい反応が。



