「わかった」
俯いて静かに頷くのを聞いて、颯は一人で先に歩いてしまった。
愛想つかされちゃったかも、最近ボーッとしてばっかりだし。
落ち込む気持ちを引きずりながら、とぼとぼ颯のいなくなった道を歩きだした。
「……颯、話って……」
屋上に行くと手摺りに寄りかかって外を眺めている颯がいた。
今日は風がなく、陽射しの暖かさで外にいても結構平気な陽気だった。
私はおずおずと颯の隣に行く。
「話って……」
「何で俺のこと避けるわけ?」
「――……っ!」
まさか単刀直入に言われると思わなかった。
それに理由、何て言えばいいの!?
「べ、別に避けてるわけじゃ……」



