キミの一番になりたい

 
そこの部屋に椅子代わりにベンチが置いてあって、颯はそこで寝ていた。


静かで寒くなく日差しはぽかぽか、そんな場所だから以外に穴場なんだ。




颯は一度起きたはずなのに、私だとわかってまた目をつぶってしまった。



……まったくもう。


呆れてる私とは逆にあまりにも気持ち良さそうに寝ているものだから複雑な気分。



私も怒るのが面倒になって颯の隣に腰を下ろした。






「来週末、暇?」


「へ?……何、突然」



寝ていると思ったから話しかけられて少し驚いた。


でも何も話さないから私が予定を言うのを待っているのだろう。



えーっと、確か部活は休みだったはず。



「暇だよ?」


「どっか出かけようぜ」


「……え、いいの?」


「まだ俺等ドコにもでかけてないし……嫌か?」


「ううん」



むしろ颯から誘ってくれて嬉しい……


嬉しいはずなのに……



「じゃあ、詳しくはまた連絡する」



それっきり一方的に話してまた寝始めてしまった颯。




私も傍に居ずらくなって気づかれないようにその場を離れた。