キミの一番になりたい

 
今年はサボり癖を治すべきかな。


隣の空席を見て最初のため息。

ドコにいるかなんておおよその検討はついている。



「理乃、私ちょっと颯を迎えに行ってくるね」


「昼は?」


「適当に食べちゃうかも」


「わかった。いってらっしゃ~い」



一応鞄を持って席を立った。


途中で先生とすれ違っても早退って言いやすいし。



始業ベルが鳴る前に私はさっさと教室を後にした。
















「やっぱりここにいた」


声に反応して颯が目を開ける。



寒さが本格的になってきたので、颯は今までの屋上の場所ではなく側の小さなプレハブ小屋の中にいた。



何で屋上にプレハブ小屋があるのかというと、確か天文部が観測しやすいように部室として使うためだった気がする。


窓から中がよく見えるから私もすぐに気がついた。