キミの一番になりたい

 
「あぁ。サンキュ」



それに素直にお礼を言う颯。



何?どういうこと?


気になって教室に着いてから理乃にこっそり話しかけてみた。


そしたらさっきと同じような意地悪な笑みを浮かべて、



「どうせ永瀬のことだから彼氏らしいことしてないだろうと思って、迎えに行くよう忠告したのよ」


「うそ……」



そんなことまでしてくれてたんだ。


私、理乃に面倒かけすぎだね。



改めて私からもお礼を言って席に着いた。


















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……あれ?


授業開始から4時間。

全く授業に出てないんですケド!




学校が始まってから数日が経ち、颯も心を入れ替えてまじめに授業に出るようになったと思ったのにそれはすぐに消え失せた。



休みなんかじゃない。


朝は一緒に登校するし、鞄だってほら、現に隣の机の横に下がってる。