キミの一番になりたい

 


そんなこんなで冬休みも終わり学校が始まった。


久しぶりの学校に少しワクワクするせいか、いつもより二時間も早く起きてしまった。



何だかんだお互い忙しくて、颯とは年末もお正月も会えず電話をするくらい。


以前はメールのみだったから進歩はしてる、と思う。



会いたいって思うけど、『お試し』って考えると我儘も言えない。


でもその分学校が始まれば毎日会えるし、これからだとも思った。






いってきます、と誰もいない家に向かって告げると私は玄関のドアを開けた。


朝日で目が眩み顔を背けて出ようとした時だった。




「……はよ」


「な、んで?」



門の前には、颯が寒さで頬を赤く染めて手をポケットに入れて立っていた。




「一緒に行こうと思ったからに決まってんだろ」



あまりにも私が驚いたことに不服だったのか、不貞腐れたように顔を背けた。