キミの一番になりたい

 
長い列をやっと抜け二人でお賽銭を投げ入れる。


願い事は前回と同じ内容。

よく効くように何回もお願いしておかないと。





理乃はなんてお願いしたんだろ。



歩く後ろ姿を見ながら気になったけど、自分も聞かれたら言いずらいと思って聞くのを止めた。





その後おみくじを引く理乃に便乗して私も人生初のおみくじを引いた。


えーっと何々……



『〈吉〉運気を良くするも悪くするも己次第。困り事友人頼るべし……』



友人かぁ。


ちらっと理乃を見る。


年末は何だかゴタゴタしててゆっくり話せなかったからいい機会なのかもしれない。



いつもは理乃が私の様子に気がついて聞いてくれてたけど、これからは自分から相談しよう。


だって理乃は私の大事な親友だもん。





「理乃」



理乃は真剣におみくじに見入っていた顔をこちらに向ける。



「聞いてほしいことがあるんだ」



ちょっと緊張して話す私を見て目を丸くした後、口の端を上げた。