「いや。莉子ってホントに礼儀正しいな」
「えっ!そ、そんなことないよ」
急に誉めるから照れてしまう。
か、顔が熱いよぅ……
「だってこれクリーニングに出してあるだろ。偉いよ」
颯は感心したように腕を組んで頷く。
あれ?
「何でクリーニング出したってわかったの?」
私そんなこと一言も言ってないのに。
「あぁ。だってこれ……クリーニングの札がついてるから」
「……え?」
ほらっと私に颯はカーディガンの襟についている『〇〇クリーニング』の札を見せてきた。
「うわっ!?ごっ、ごめん‼すぐ取るよっ!」
「いいって。別に後で取っておくし」
私の慌てっぷりに笑って手を振る。
恥ずかしー。
何でもっとよく見てこなかったんだ私。



