キミの一番になりたい

 
それに驚いたのか顔を真っ青にして逃げていく。



「くッ!お、覚えておけよ!」



捨て台詞を吐きながら二人は暗やみの中へと姿を消した。





「大丈夫か?」



もう、圭太はいつもの圭太に戻っている。


あんなに怒った姿を見るのが初めてだったので驚いた。




でも、何でここに?



「どうして?理乃は?」



圭太の質問に答えず自分の疑問が口から出た。



それを聞いて私の肩を掴んで怪我がないかを確かめながら苦笑いをする。




「怪我はしてないみたいだな」


「ねぇ‼」



何故かキツく当たってしまう。


それに気づいた圭太はそっと私の頬に触れる。




圭太の手は颯と同じで暖かい。


それを思い出して胸が締めつけられた。