外は大分日が傾いてきていて、もうすぐ待ち合わせ時間だということを知らせている。
理乃と圭太はあれからうまくやっているのだろうか。
ふとそんなことが頭を過った。
「そういえば、あの二人どうしてるんだろうね。全然会わなかったし」
「さあ」
颯は興味なさそう。
「ねぇ、颯は理乃と圭太ってお似合いだと思う?」
他の人からは二人はどう見えるのか気になったから。
興味が湧いてつい聞いてしまった。
「どうって言われても、速川ってお前のこと……」
「ん?私のこと?」
「……いや、なんでもない」
颯はちらっと私を見ると、言うのを途中で止めてしまった。
??
何が言いたかったんだろう?
ま、いっか。
私は颯の言葉の先をそこまで深く考えなかった。



