キミの一番になりたい

 
ドライヤーで髪を乾かし終え、寝る前にスマホを見ると受信メールが二通あった。


一人は理乃から。



【圭太クン、OKしてくれたよ☆日曜日はお互い頑張ろうね!】


【うん。理乃の事応援してるからさっ!】



すぐにそう返信をした。



理乃が恋愛の事になると一直線になるなんて知らなかったなぁ。


まあ、可愛いからいいんだけど。



それに、圭太来るんだ。


家近いし朝一緒に行こうって誘おうかな。




そんなことを考えながらもう一通のメールを見た。


颯からだ!



【こっちこそよろしく。】



……これだけ?



も~っ、私ってば何でメールが続くような文章にしなかったのよ!


颯のメールは短いからいつも質問系で送っていたのに。




久しぶりだったからすっかり忘れていた。


でも今更後悔しても遅い。



それにメールに気づくのが遅かったから颯は寝ちゃったかもしれない。