キミの一番になりたい

 


そして放課後、

理乃が帰り支度をしている颯に声をかけた。


私もその後に続く。





「ねぇ、永瀬」



呼ばれたことに気づき颯は顔を上げてこちらを見るけれど、またすぐに顔を元に戻す。




「今週の日曜日って暇?」


「だったら?」



手を止めず素っ気なく返す颯に理乃は一瞬眉間にしわを寄せたけど、すぐにニッコリと笑い返した。




「遊びに行かない?メンバーは私と莉子と速川圭太クンとあんた」




颯は何で俺?とでも言いたそうな顔をしてチラッと私の方を見る。


パチッと目が合ってつい俯いてしまった。




圭太の応援帰り以来話していなかったから気まずい。



逸らしたのあからさまだったかな。


どうしよ。




颯はしばらく黙っていたけれど、



「別にいいけど」