こんないいスポットがあったなんて。


もっと早く気づいていればなぁ、この一年半損した気分だよ。


風も丁度いいし気持ちがいいー。



感動しながらも私はだんだん眠りに引き込まれていった……。










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「くしゅんっ」


う、ん?


寒さで目が覚める。

辺りはもう真っ暗で空にはたくさんの星が光っていた。


あれ私何でここにいるんだっけ?



いまいち状況把握しきれないでいると、



「いい加減どいてくれない?」



横を見ると永瀬君が呆れたようにこっちを見ていた。



「ひゃっ!?ご、ごめん‼」



慌てて永瀬君から離れる。