キミの一番になりたい

 


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月曜日。


湿布を貼り包帯を巻いて学校に向かった。



怪我人だと感じさせないほどに普通に歩いた私は、クラスの友達にも途中で会ったけど気づかれなかった。


私って女優に向いてるんじゃないかな?





休日はとにかく安静に過ごしていた。


だからだろう。

そんなことを考えられるほど気持ちにも少し余裕ができていた。







医者の診断によるとやっぱり捻挫だった。


3、4週間は走れないって言われたけどそんなの無理。


だって体育祭は今週なんだよ?



まだ痛むし、今日のところは熱があるからとでも言っておくしかない。








「莉子、おはよ」


「おはよう」



理乃が人混みをかきわけて私の所に寄ってきた。





「足の方はどう?」



誰にも聞こえないように、耳元でそっと話す。