キミの一番になりたい

 


ーーチャプン


「あ~、気持ちいい」



怪我をした右足だけ外に出し、肩までたっぷりお湯に浸かりながら私はこれからのことを考えた。



これじゃあ、当分の間は部活は出られないよね。


理乃に後でメールしておこう。


すごく怒られそうだけど。




腫れた足を見ながら考える。





それに……


リレーも走らないといけないのに。



部活は大会が近くないから良いとしても、体育祭は来週末。


颯にはバレたくないし、本番までには治さないと!



まだ時間はある。


明日は土曜だし、月曜まで家でおとなしくしていよう。




ひとまず練習には参加せず本番に出れればいい。


先生にもみんにも仮病使ってなんとか誤魔化そう。




はぁ。せっかく仲直りできたっていうのにとんだ災難だ。


も~いやっ!




私はバシャッと勢い良く湯船に潜った。