私は意を決して
彼の入院している病院へと向かった





弱った彼に会うのは怖かった
病院へ行くと決めてからも
理由をつけては先延ばしにしてきた





でも私は彼に会わなければならない





彼にとって私がどんな存在だったのか



そんなとこはどうでもいいことだ



私はただ



彼と出会ったことでどれだけ変われたか



彼と過ごした日々がどれだけ幸せだったか



それを伝えたかった