数日後。



留里の出発は、約一か月後の、六月の終わりに決まった。



俺は、寂しかったが、もちろんそんな素振りを見せることはなく、日常をこなしていた。


学年行事も無事に終了した。


その打ち上げで、今夜は学年、二年生関係の先生方十数人と飲みにきていた。


もちろんメンバーには塚原先生もいた。



あれ以来、俺は二人きりになることは避けていたし、話もしていなかった。



彼女からも何も言っては来なかったから、何を考えているのか全く見当もつかない。



まぁ…、俺には興味がなくなったんだろうな…。



かなりホッとしていた。