～こどもの恋愛～それから…1

俺のからだが勝手に動いて、留里を抱き締めた。



「…留里っ…。俺は……。もし、留里に俺以上に好きな奴ができなたら、お前をあきらめる…。でも、俺は…やっぱりお前じゃなきゃダメなんだ。」



…俺は、泣いていた…。


涙を流したなんて、何年ぶりだろう…。



…留里が、俺の頬を伝う涙にキスをした。



「俺は……。待つ。お前を…あきらめたりしない。」



「神谷さぁんっ…。ごめんなさいっ…。あたしも、絶対もう離れるなんて…言わない。本当は待ってて欲しいよっ…。」



二人で、抱き合って泣いた。