「クソっ、気分悪いなっ…。」 頭を抱えてるところに、 「先生~っ、見ちゃったよ。」 顔をあげると、そこに俺のクラスの女生徒が二人いた。 「あ?何がだよ。」 とりあえず何事もなかったかのように反応するが…。 「今、塚原先生がここから出て行ったでしょ?顔真っ赤だった。ね~?」 もう一人が言う。 「あの噂、本当だったんだっ。」 「なんだ?噂?」 素知らぬ顔で答えた。 「神谷先生と塚原先生が付き合ってるって噂になってるよぉっ。」