~こどもの恋愛~それから…1

「神谷さん?」

…ハッ。留里の呼ぶ声で我にかえった。


「あ…悪い。で、美玖さんたちはどうしたんだ?」


「お母さんたちは、友達から連絡きてカラオケ行っちゃったよ。神谷さん疲れてるんじゃない?早く帰って寝たほうが良いんじゃ…?」



「せっかく二人きりになれたのに?」



「え…?……ちょっ…と、ン……」


俺は留里にキスをした。


……たまんねぇ。


留里の紅潮した顔。


キスなんて…多分何百回もしてるのに。


留里は…留里の全てが、俺の心を揺さぶるんだよな…。