~こどもの恋愛~それから…1

「お帰りなさいっ!」

留里が俺に飛び付いてきた。


……可愛いんだよな。


「ただいま、あれ?制服…。」


「うんっ。着納めだし……神谷さんに最後に見て欲しくてっ。」



「そっか……。」



ネクタイを緩めながら、あいてるほうの腕で留里の腰を引き寄せる。


「…きゃっ。」


留里が、真っ赤になった。


……あ~っ、今すぐにでも留里を抱きたいんだけど。


そんなわけにもいかないよな…。


「あれ…?お父さんと美玖さんは?」


美玖さんは、留里の母親で、雑貨屋とカフェを経営してるんだ。