~こどもの恋愛~それから…1

「神谷先生は、生徒たちのウワサだと彼女いるんですね?」


これは、ハッキリ言っておいたほうがいいだろう。


「ウワサじゃなくて、真実ですけどね。彼女いますよ。」



「…そうですよね。いますよね?神谷先生の隣にたつ女性は、どんな方なのかしら?」



「まぁ、普通ですよ。」


あまり多くを語るつもりはなかった。


塚原先生は、俺に気があるんだろうか?


まさかなぁ。



「じゃあ、ここで。失礼します。」


何か言いたげな塚原先生に挨拶をして、俺は留里のもとへ向かった。