~こどもの恋愛~それから…1

かなり酔っ払った学年部長がやってきた。


「お前ら、デキてんじゃね~のか?」


大体酔っ払いはこんな話が好きなんだよな。

とりあえず相手にしないように、俺は黙って聞いていた。


すると塚原先生が、


「あら~っ、そうなら嬉しいんですけど、私は年上ですし、神谷先生には彼女いらっしゃるんじゃないかしら?ね?」


こんな話の流れは、俺は苦手なんだよな。


「まぁ……。」


あいまいに濁しておくことにする。


「やっぱり?彼女は何才なの?結婚とか考えてるの?」


塚原先生も結局は、女だ。


聞いてくることは女生徒と変わらない。


俺は嫌気がさして、早々に退散することにきめた。


留里に早く会いに行きたかった。