魔女の森




「・・・?
どうしたんですか」


突然されたその行動に疑問符が浮かぶ。



二人はそんな俺の目を見て、少し微笑みながら言う。




「お前のヘタレっぷりなんか分かり切ってることだろ。」

「そんなヘタレな可愛い後輩は
先輩たちがちゃんと守ってあげるから。」




誰がヘタレだ。


・・・いや、嘘ではないけど。


でも他人に言われると腹が立つ。


それに妙に恥ずかしい。

可愛いとか守るとか、リアさん男前過ぎるだろ。





「………うるさいですよ」

「何、あんた照れてるの?」

「照れてませんけど。」

「いや絶対照れただろ」

「ギルさんだけには言われたくありませんでした」

「ああ、それはわかる」

「リアまで…」