奈尾が目を覚ますと目の前には見知らぬ女と、見た事がない風景が広がっていた。

奈尾『家に居たはずなのになぜ外にいるんだ?
それにここはどこだ?

目の前には奈尾を起こした女がしゃがんで奈尾を見ている。

奈尾『すみません…
ここはどこですか??

女『私が聞きたいよ!

女のも自分がなぜここにいるかを知らないようだった。

奈尾『いったい何が起きたんだろう?
俺はネトゲーしてベッドねたよな…

女はじーっと奈尾を見つめ喋る。
女『お前さー汗臭いけど風呂はいってんの??

奈尾『ぶは!
なんだよこいついきなり…

そうだ!あんたはここに来る前はなにしてたんだ?

女『わたしが何してたかだって?
うっすらと覚えているのは友達数人と初詣でに行ったきがするんだ。
そして気付いたらここにいたんだ。

奈尾は考えこむ。
奈尾『なるほど…
この子も一定の場所からやって来たようだ。
そして俺と同じようにここに来る前の世界を知っている。

今解ることは知らない世界に飛ばされたということだけか…

しかし…

現代の技術で人間を知らない場所に転送するなんて事が可能なのか?
いや転送と言うよりも拉致や誘拐の類いも考えられる。

奈尾はぶつぶつ独り言をいいながら考えこんでいる。

女『おい!

奈尾『ぶつぶつ…

女『おい!てば!

奈尾『ぶつぶつ…

女『おい!

奈尾『うっせーな!考えごとしてんだよ!

女『ぶつぶつうっせーのはお前だよ!

ガッシュス!
女はまた奈尾の顔面におもいっきしグーパンを入れる。

奈尾『いってぇ~(。>д<)
殴ることないでしょ…

女『お前が無視するからだろ!

奈尾『…
チーン

女『それよりお前はこれからどうするんだよ?

奈尾『そうだな…
おれはとりあえずこの街道?を道なり進んで街を探してみるかな。
これがセオリーだし。

女『そうなのか?
そう言うもんなのか?

奈尾は立ち上がるりパンツをはたく。
パンパン!
そして歩き始める。

女『ちょっとー!
もう移動するの!?

奈尾は無視して歩き始める。

女『…

女は棒立ちで戸惑っている。
そして数秒経ち早足で奈尾のもとに行く。

女『まてよー!