初めての恋 ~幼なじみ~

はぁ……。もう放課後になっちゃった。

うまく伝えられるかな……

フラれちゃうのかな

フラれたらもう元の関係には戻れないのかな

いつもみたいに喋れないのかな

怖い……

いろんな不安が私の頭をよぎる……

もう、約束の時間だ。颯真が来る。

伝えなきゃ!


ガチャ!

颯真「美柚……」

美柚「颯真……。話があるの」

颯真「?」

美柚「あのね。私ね、颯真が好きなんだ。颯真の心が私に向いてないことなんかわかってる。でも、伝えないで後悔するのは嫌なんだ。ねぇ、私のこと思いっきりフって!!」

颯真「え?美柚が俺を好き……?」

美柚「うん」

颯真「ごめん……」

美柚「いいの……。わかってたから」

颯真「そうじゃなくて!まだキモチが整理出来てないんだ。もう少し時間をくれないか?3日後、また今と同じ時間にここに来て欲しい。」

美柚「うん。わかった」

こうして、私は告白した。