次の日……。

いつも通り、颯真と登校した。

職員室に寄ってから行くと嘘をついて、颯真には先に教室に向かってもらった。

緊張して、手が震えながらも颯真の靴箱に手紙を入れる。

怖い……。

私は、大切な人を失ってしまうかもしれない。

でも、そのくらいで颯真との絆は切れないと信じていたい。

「パァン!」

自分の頬を叩いた。

気合いを入れたのだ。

美柚(フラれてもいい。頑張ってみよう)」


颯真……。嘘ついてごめんね?

待ってて。

もうすぐ私のキモチ伝えるから……。