「私は、大野 玲花。」 大野…玲花… 朝から私の中をぐるぐる回り続けている謎の少女。 それが、今目の前の美少女だと理解するまでに時間が掛かってしまった。 「葉月さんさ、今朝青崎 翔とぶつかってたよね。」 なんでそんなことを聞くのか疑問に思ったけど隠す理由もないのではっきり答えた。 「ぶつかったよ。」 でも、まさか大野さんが次にこんなことを言うなんて想像してなかったんだ。