不良と呼ばれた君に、私は恋した




「…誰にも言ってねぇんだけど双子の妹がいるんだ」


そういえば、市松先生も言ってたような…。


双子だったのか。



私が相づちを打つのを確認して蓮斗は再び話し出した。



「それがみゆきなんだ」



みゆき…?


深雪ちゃん!?



「え…、あの保健室の深雪ちゃん!?」



言われてみれば、似ているような気がする。



何で気づかなかったんだろう…。



「…あぁ。

アイツ、中学ん時からの不良でさ。


けど、アイツが不良になったのは俺が原因なんだ。


深雪、女の子だし、ケンカするとか賛成できない。


さっきのも、ケンカはやめろって電話」



深雪ちゃん、可愛い見かけによらずお茶目なんだね…!



お兄ちゃん心配してるよ!!