不良と呼ばれた君に、私は恋した







家にて。



未だあの出来事を思い出しては顔を赤くさせてしまう。



あんちきしょう。



キス魔か、あやつは。



──ヴーヴーヴー



ケータイのバイブ音で私は我に返った。



画面を見ると、LINEの通知だった。



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拓磨 こんばんはっス〜

拓磨 蓮斗さん、機嫌戻ったっスか?

カンナ 多分大丈夫ですよ〜

カンナ 拓磨センパイも大変ですね

カンナ (^^;;

拓磨 そうなんスよね〜

カンナ 頑張ってくださいね

カンナ (*´∀`)ノシ


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やっぱし拓磨センパイはフレンドリーだ。



前から友達だったみたいに錯覚するもん。



──ヴーヴー



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蓮斗 マンガ、新刊買ったぞ


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何のマンガ!?


というツッコミはしないであげよう。


私優しいー。