不良と呼ばれた君に、私は恋した




「…んじゃ早速。蓮斗とのなれそめは?」



いきなり無邪気な笑顔になる深雪先輩。



「なれそめ…?うーん…一番最初に会ったのはすぐそこのショッピングモールだよ。

本屋さんで買いたい本があって。

でも最後の1冊を蓮斗が買っちゃったの。


それを貸してもらってから仲良くなった…かな?」



「ふぅーん…。じゃさ、蓮斗のことどう思う?やっぱ好き?」



深雪先輩はにこにこと笑う。



美人さんが笑うとこんなに可愛いんだなぁ。


可愛すぎでしょ。



蓮斗も、イケメンだけど可愛さもあるよね。



「…まずは、意地悪だけど優しいし、可愛いし、笑顔がきゅんってくるし、イケメンだし、……恥ずかしいけど、やっぱ好きだなぁって」



そう言うと、深雪先輩は私に抱きついてきた。



「そうだよね〜っ。蓮斗可愛いよね〜!」