不良と呼ばれた君に、私は恋した




「…俺は小っちぇえ時からケンカっぱやくて、よく怒られてた。

けど、別に不良じゃなかった。人並みに勉強も真面目にやったし。


けど、やっぱこっちとしては売られたケンカは買うタイプなわけ。

それに勝った、ただそれだけで素行不良って言われんだぜ?笑わせるよな」




途中から、蓮斗くんはうつむいてしまい、表情を読みとることはできなかった。



「…うん」



「…まぁ、いいや。ホラ、勉強すっか!」



え、……?



話変わりすぎじゃ…。



「…あ、急に話変わりましたね…」



「ホラホラ、」



「あぁもう……、蓮斗くんの意地悪〜っ!!」