「栞奈ー、ごはんー。明日入学式でしょ?早く食べてー」 「…は、はぁーいっ!いま行くー」 読んでいたページにしおりをはさみ、私は夕飯を食べにリビングへと向かった。 それにしてもあの話、何かに似ているような…。 まあ、いっか。 私は夕飯を食べ、お風呂に入ってすぐに布団に入った。 なにを隠そう、私は志望校である樫乃宮高校に受かったんだから! そして明日が入学式。 ワクワクで眠れない。 そう思っていたが、案外すっと眠れた。