不良王子と 普通女子。

早く返事を返さなきゃ、と思い、


立石くん…?と同じような自己紹介文を送ることにした。



『ごめんなさい、何て返したらいいのか悩んでました。

早川 彩音。16歳 高1です。』



送ると、すぐに既読がついた。

見た目 不良のくせに、まめなんだなぁ…



『簡潔すぎじゃね?もっと詳しく。』


はぁぁ!?


あんたと同じような文送っただけなのに!!


イラッとして思わず、


『じゃあ、立石くんからやり直しです。

立石くんだって簡潔すぎです。』



光の速さで返すと、

またすぐに既読がついた。


『は?俺のことなんかどーでもいいんだよ。』