そのノートが終わるまで



「で?相談とは」


「どうやったら有花ちゃんは振り向いてくれるのでしょうか。」


しらねーよ。

むしろ健斗くんには一生振り向いてくれない気がする。


「好きって言っても死ねとかうざいとか消えろしか返ってこないのですよ。」


自覚あったんだね、健斗くん。

ていうか

「健斗くんドMじゃなかったんだね。」

「違うから!」


あ、違うんだ。

一応真面目に答えますか。


「健斗くん、有花ちゃんに告白したことある?」

「そりゃあもう毎日のように挨拶代わりにしてますよ。」


「いや、そうじゃなくて」

「え?違う?」


「呼び出したりとかしてさ」

「それは…」

してないんですね。


「とりあえず告白しなさい。有花ちゃん結構鈍感だから冗談だと思ってるかもよ」


普通はさすがに気づくんですけどね。


「マジか!それは困る!早速今日告白してくる!」


さすが。思い立ったら即行動ですね。


「ありがとう、菜緒ちゃん!」


教室を飛び出して行きました。

待ち伏せでもするつもりでしょうか。