そのノートが終わるまで



「だったら!」

「菜緒が好きって言ってくれないから。」

なんか俺子供みたいだけど。

「…俺だって、不安になる。ごめん。」

「ぁ、ごめん、なさい」


「わーっ泣くな泣くなっ!」

「ごめんっなさい…」

正面から抱きしめて。


本当俺は子供か。

ただ、菜緒の気持ちを確かめたくて。

菜緒に好きって言わせたくて。


菜緒は本当は誰よりも弱くて傷つきやすくて傷つきたくなくて、

強くなりたいと思っている。



「侑斗くん嫌い。…嘘。好き」



その瞬間何かが満たされた気がした。



「俺も好き。」

嘘。大好き。

誰にも渡したくない。

俺だけを見ていてほしい。


どうしようもないくらい、好き。