「おかえり」



そう言って彼は私にキスをした。


はっきりと触れた唇がどんどん熱を持ってくるようで。


「わ、わ、わ、、」


それはどんどん顔に広がって行って。

それを隠そうとクッションを抱きしめた。


目だけ出して顔をうかがう。


ちょっと赤い顔して。


「ばーか。」


パチンッ


「いだ」


弾かれたおでこを手で押さえた。



「おやすみ」

頭をポンポンってして出て行った



おやすみって


こんなの寝れるわけないじゃないですか!