そのノートが終わるまで



また仰向けに寝かされて。


息吸ってるのに

「く、る し」

「分かったから。黙ってろ」


侑斗くんはすっごく焦ってて。

「菜緒、落ち着け。ゆっくり」


『侑斗くんこそ落ち着いてないじゃん。』


そんなこと言えないくらい苦しくて。

痛む胸を押さえて。


「菜緒、ゆっくり息吸って!」

「あ、っ…はあっ……」


目の前に侑斗くんの顔が見える。


「大丈夫。ゆっくりな」


大丈夫、大丈夫って繰り返している。